まずは、キュランダ列車を牽引するディーゼル機関車です。 大本は黄色い機関車のようですが、キュランダ列車牽引のものの一部は鮮やかなブルーに塗られ、山々やアボリジニーアート(?)が描かれています。 私達が乗ったキュランダ列車は、青と黄色の重連で、14両の客車を牽引していました。Kuranda駅にて撮影。 |
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左の写真は途中のBarron Falls駅での休憩時間に撮影したものです。 |
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続いて客車の外観です。 クリーム色とえんじのツートーンに塗り分けられた木造の古い客車です。 14両編成で同じカラーに塗られていますが、かなり雑多な車両を集めて編成にしており、1両1両個性があります。 |
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この車両の重量は24.2トン。 国鉄流に言えば「ホハ5801」といったところでしょうか。 他の車両も大体23〜25トン程度、だいぶ軽いです。 |
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次に客車内の様子です。 木製の内壁にワイン色のシート、というノスタルジックな内装ですが非常にきれいに手入れされています。 景観の美しい左側(Cairnsに向かって進行方向左側)が3人掛けのシートとなっており、右側は通路となっています。 |
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木張りの内壁、座席はワックスで磨き上げられており、心地の良い古めかしさがあります。 一方、山側の壁面上部には液晶パネルを使った観光案内が流れています。この手の設備は心地よさを台無しにしてしまうことが多いのですが、この列車では最新の設備が自己主張せず、シンプルなデザインで設置されており、あまり違和感がありませんでした。 また、下の写真は列車の緊急停止用のロープです。引くと緊急装置が作動して列車が止まるようになっています(これは昔ながらのものをあえて残しているようです)。 緊急時以外に引くと罰金10A$。意外と安いですが、これを引いてしまうかどうかは個人のモラルと矜持に任されています^^; |
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次は風景編です。 キュランダ鉄道沿線の景色を紹介します。 |